

こんにちは!kentoです。
今回18日、19日と「日間賀島」に社員旅行でふらりと行ってまいりました!
日間賀島と言えばタコ!フグ!と海産物が有名ですが、僕はそれとは別にここの風景を気に入りました。
お食事、温泉の話の前に少しだけ感じたことを書いていきます。
というのも、流石は島というだけあってどこの道も車で通れるのか心配になる程細く、名古屋ではありえない細道ばかりなのです!
その歩道の様な道路を挟む住宅地の群れ、手作業で塗った後が見え隠れするポンプ、1つ1つの光景が何処となく歴史と哀愁が漂っていて自分の中で少し侘しさを感じさせます。
それでも住んでる人達はとても活気が溢れていて島根性の根強い力を感じさせてくれました。
さて、この風景をゆるりと散歩しながら予約していた旅館及び民宿の竹見荘に到着。

声をかけるとハキハキとした優しい若女将さんが出迎えて下さり、重たい荷物を運んでくださったり行き届いたサービスでチェックインを済ませ、ホッとまずは一息。
時間が余っていたので周りを散策。
おじさん臭いと思われがちなのですが、僕はこういう場所を1人でのんびり歩くのが好きで、忙しなく過ごしている名古屋から少しだけ離れ、静かな街並みを歩きながら見ていると心が洗われる様な不思議な気持ちになります。
息が詰まった心が少しずつ解きほぐれていく感覚に小さな幸せを感じさせてくれるんです。


↑こんな感じです
とても穏やかに見えて、でも何故か少し懐かしさと切なさを感じます。
そうこうしているうちに入浴の支度が整った様なので温泉に浸かります。
大きさはそこまで大きくありませんが、ジャグジーが付いていて体を刺激しながらあったかい温泉にゆっくり癒されます。
その後、お楽しみの食事の時間。
これでもかというぐらい様々な料理が運ばれてきます。
スタッフ2人で晩酌を交わし、新鮮な魚介類を頬張る一時。。溢れる喜びを抑えきれません...!
車エビの塩焼きに

渡り蟹の塩茹でからの

尾頭付きのヒラメとイカの盛り合わせ!

更に…?
伊勢海老様が到着され...

まだ生きているぷりっぷりの車エビの刺身を平らげ

待ってましたと言わんばかりにタコの塩茹でがいらして...

極め付けに鮑の踊り焼き...!

写真を撮り忘れましたが前菜にタコの塩辛に締めにタコ飯と名物のオンパレード!
今回はフグより伊勢海老と鮑に目移りした為、フグはまたの機会に。。


幸せ溢れる本山さんの笑顔...溢れざるを得ないと代弁してますね
これでもかと最高のお膳が立ちましたが、何より驚かされたのはタコ
タコってここまで変わるのかと驚愕しました。
旨味、食感、シンプルに塩茹でで頂きましたが、今までのタコはタコでない何かだったのかと思わされるほど違いました。
タコは名物だったので興味はありましたが、タコはどうしようとタコであると思っていた僕を恥ずかしく思うレベルでした。タコさんすみません。。
ぷりっぷりで甘みのある伊勢海老としっかりとした弾力にふわっとした食感のある鮑、こちらは言わずもがな僕を羽ばたかせていきました。
車エビの刺身は、直前まで動いていたので弾力が今までの比じゃないほど。これでもかと新鮮さを味わわせてくれました。
ヒラメとイカの刺身も、白身特有のあっさりとした旨味にしっかりとした歯ごたえを味わい、イカの噛むほど出てくる旨味の余韻に浸されます。
そこにズッシリと旨味の波を呼んでくる車エビの塩焼きと渡り蟹の塩茹で...濃密過ぎます。
こちらのお膳を一言で表すなら、羽を広げて昇天してしまいます。
天国の食事を終え、お部屋でゆっくりと就寝。
朝を迎え朝食を摂るのですが、お味噌汁に昨日の伊勢海老様のお頭が。またお会いできて光栄です。
名物の海苔やアジの開きなど、あまりにも豪勢な朝食な為、普段朝食を摂らない僕ですが調子に乗ってご飯をおかわり...これは仕方ないですよね。
そうして後は帰るだけですが、送迎までして頂けるので送っていただいたときにトラブルが...
(カバンが...なんだか軽い...?)
嫌な予感は的中しました。
そうです。
「財布を旅館に預けたまま受け取るのを忘れてたんです」
フェリーで帰る為、残り時間を確認。
『あと7分』
...旅行の際には必ず何処かでやらかすことで有名な僕ですが、今回またトラブルを運んできました。
即座に旅館に連絡を取り、持ってきて頂けるとのことなのでフェリーのスタッフに伝えますが、やはり次のフェリーの到着に駅の時間の影響などで他のお客様にもご迷惑がかかる為、遅延は出来ないとのこと。
最悪・・・1便を逃して1時間後の便に乗ることまで考えてた時、お土産売り場付近でフグを売っていたおばあさんが訪ねてきて状況を説明。
自分とフェリーのスタッフ方に、そのおばあさんまで止まる車に声を掛けて宿泊先ではないか確認してくださって...
フェリーがもう出ないとまずいからもう出るとスタッフの方と話を済ませ、諦めた瞬間におばあさんが大声で宿泊の女将さんが来たことを伝えてくれて、無事財布を届けてもらって本当に間一髪、フェリーに乗船出来ました。
あの時のフェリーのスタッフさん、フグ売りのおばあさん、あの細道をかっ飛ばしてくれたであろう若女将さん...本当にありがとうございました...ご迷惑をおかけしてすみません。。
この時、この島の人達の連携と力強さ、優しさと仲間意識を強く強く実感しました。
そして無事に帰宅し今回の旅行は終了です。
のちに聞いたところ本山さんも傘を忘れてたらしいです・・・チ~ン南無

2日間のことでしたが、とても充実した2日間となりました。
またふらりと出かけて癒されたいと思える場所でした。
長文失礼いたしました。
それでは、また。